同志社女子上田ゼミgirlsBand6ck&7th 主催のParty of the Futureに参加してきました!
ここ1年間様々なワークショップに参加・または企画をしてきましたが、2日間泊まり込みで行われるワークショップ(?)は初めて。
泊まり込みの特別感やgBの細かなこだわりに影響を受けて、めっちゃ全力で取り組んだ2日間になりました。思い出すだけでも疲れるくらい!
Party oF the FutureのテーマはPlayful Learning。
そして今年”PoF2017”のサブテーマは”Dramatic Drama”
2日間を通して上田先生はこんなことを言ってました。
「AIじゃなくてDI」
Artificial Intelligence(人工知能)ではなく、Dramatic Intelligence。
これからAIが普及していくからこそ、人間はDIを深めていこう。
下の写真は、1日目の夜のセッションでチームごとに「Dramaticとは?」についてディスカッションしたときの模造紙です。
Dramaticとは:感動、失敗をおそれない、振り返って経験に意味付けする瞬間、ポジティブなエネルギー/行動力 etc…. いろんな意味を含むDramaticという言葉。「dramaticな知性とは一体なんなのか、、まだよく分からないけどとりあえずDIを楽しんでみよう!」
”Dramatic Drama”というテーマの通り、そんな2日間だったと思います。
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◎ワークショップに”ふりかえり”は必要なのか?
さて、今回PoFに参加してみてわたしが一番驚いたのは、”ザ・ふりかえり”の時間がなかったこと。2日間にわたるワークショップのまとめはどのような問い・活動なのだろうと考えていただけに衝撃的でした。
学びの場としてのワークショップは、導入・知る活動・創る活動・まとめの4パートで成り立ちます。その「まとめ」での主な活動がふりかえりです。
テーマに関する議論を深める時間。その日の経験をふりかえって次につなげるための時間。
非日常と日常を結びつけるための時間。
ワークショップで何をしたのか、その活動から何を得たのか。内省し、人と共有する。ふりかえりはワークショップならではの活動かと思います。
■活動の濃さ
ここでの活動の濃さというのは「ワークそのものが楽しいかどうか・非日常な活動かどうか」ではなく、参加者が時間を忘れるほど活動に取り組んでいるかどうかです。
参加者がワークに没入すれば、参加者にとってその経験は印象的な経験として残る。
その経験が印象的であればあるほど、ワークショップが終わった直後、数日後数ヶ月後、あるいは数年後に能動的にふりかえるきっかけになる。
経験の意味付けとしてふりかえりの時間も大切だけど、経験に意味付けしたくなるような活動をデザインすることも参加者の学びに大切かもしれない。
最近のワークショップのふりかえりは、薄いテーマ/意味のない内容をわざわざリフレクションさせてるように感じていたので、個人的にはこれでスッキリ!
■”印象的な経験”で終わらせない
かといって、「すんごい楽しかった!」とか「ワークショップ超良かった!」だけで終わってしまうのはどうだろう。
PoFで法政大学長岡先生が言っていた、ブレヒトの呪いの話。
劇場や映画館でのDramatic/感動は、その空間を出たら消えてしまう。
劇場内のみの感動。
劇場内のみの感動。
これはワークショップの経験にも言えることではないのか?という指摘でした。
ワークショップの経験を通して得た感動は、その空間を出ると消えてしまう。
ワークショップの経験を通して得た感動は、その空間を出ると消えてしまう。
確かに最近のワークショップは映画鑑賞のような経験になりつつある。
「いい映画でした!」「ヒーローがかっこよかったです!」
「学びになりました!」「〇〇さんのファシリ最高です!」
もちろん感動する気持ちは大切だけど、いつまでも感動させてもらうという態度ではダメ。
感動させてもらう→感動させるという変化にこそ、Dramatic Learningが隠れてるかもしれない。
もちろん感動する気持ちは大切だけど、いつまでも感動させてもらうという態度ではダメ。
感動させてもらう→感動させるという変化にこそ、Dramatic Learningが隠れてるかもしれない。
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活動に夢中になる。忘れられない経験になる。人に忘れられない経験を与える。
Dramatic Learningは、自らの学びのストーリーを創ることかもしれません。
そして、「ワークショップ=ふりかえりの時間があってこその学びの場」と思ってたけど、そんなことはない。
ふりかえりの時間に非日常と日常を無理やりつなげるのではなく、ふとした時に自然とつなげたくなるような、そんなワークショップが出来ればいいのになぁ。